【例文つき】失敗しない「ガクチカ」の書き方
こんにちは!
ぐんです。
就職活動の際必ず聞かれる内容といえば、学生の時に力を入れたこと。
いわゆる「ガクチカ」ですよね。
今日はその「ガクチカ」について、意外と失敗しがちなポイントと
採用面接官としてチェックしているポイントをこっそりお伝え致します。
まずは結論「ガクチカ」で何を評価している?

「ガクチカ」では何を見ているのか。
ずばり、
自身が取り組んできた内容を他者へわかりやすく伝えることができるかどうか。
です。
それは解ってるよ。と少し待ってください。
今のそのガクチカは本当に「何も知らない人」が見て、「あなたがどれくらい頑張ったか」わかる内容でしょうか?
いかがでしょうか?
少しでも「うーん…」となった方これから一緒に「ガクチカ」を完成に近づけていきましょう!
何を書いたらいいの?
好きな事と「ガクチカ」の違い
何を書いたらいいかわからない方
結論から言うと、なんでもいいんです。
テーマとして書きやすいのは、
あなたが何かをして結果どのように良くなったのかわかること。
勉強でも、部活でも、サークルでも、趣味のカフェ巡りでも!
あなたが力を入れて取り組んだ結果こんなふうに良くなったんだ。と言うことが相手に伝わりやすいテーマであれば、書きやすいと思いますよ。
ここで注意したいことは、
「ガクチカ」は好きなことを話す場ではないと言うことです。
例えば
「私はバイトを頑張りました。週5で22:00まで毎日大変でしたが、バイト仲間と励まし合い助け合った経験で協調性を育みました!」や
「野球を頑張りました。練習はキツかったけど、そこで仲間の大切さや、努力の重要性を知りました」といった内容はいまいち成果が分かりづらいんです。
でも、この「ガクチカ」はついそこを見落としてしまいがちなんです。
ポイントと書き方
では、面接官に伝わりやすく自分が取り組んできたことを伝えるにはどうしたら良いでしょう。
ポイントは3つです。
①出来事について話す・書く
②数値やデータを用いて話す・書く
③何を聞かれているのかを意識し続ける
①出来事について話す・書く
「楽しかった」や「辛かった」など感情だけを話してしまいがちですが、そう感じた出来事を細かく伝えましょう。
例えば、
22:00までのバイトが大変であれば、
「レジの締め作業とお店の清掃、明日の仕込みをクローズ後1時間で行う必要があり大変だった」と言った風に相手に想像させることが重要です。
更に次の②につながっていきます。
②数値やデータを用いて話す・書く
得られた結果や体験を通じて成長したことは必ず数字で書きましょう。
「お客様満足度が2.0から4.5に上がりました。」
「ずっと地方予選止まりでしたが練習の成果が現れて最後の大会では県大会ベスト4まで勝ち上がることができました。」
などです。
もちろん、最優秀接客賞や全国大会優勝などの結果は素晴らしい結果ですが、
ここで大切なのはやはり、自身の経験をわかりやすく伝えることができるか。
1番でなくても、ご自身の取り組んだこととその成果がわかりやすく伝われば本来の「ガクチカ」の意図は汲み取られるはずです。
③何を聞かれているのかを意識し続ける
最後に注意したいのはこの意識し続けると言うところ。
面接などで話をしている途中、本来目的だったはずの自身が取り組んできた内容を他者へわかりやすく伝えることができるかどうか。を忘れて話してしまいがちなのです。
「ガクチカ」は、自身が頑張ってきたこと≒好きなこと
と言う性質上面接官に乗せられて、熱く話しすぎてしまうことが多いです。
必ず、ポイントを意識して、情熱を込め話すことが難しくも最高のアピール方法です。
例文
アルバイト経験を書く場合
私は学生時代、アパレルショップでのアルバイトでお客様満足度の向上に注力しました。私のアルバイト先では当初お客様満足度が全社平均の2.9よりも低い2.7の評価となっており、課題を多く抱えていました。特に繁忙期の接客態度に対するご指摘を多くいただいていたため、私は他のスタッフと一緒に「笑顔習慣」と言う取り組みを始めました。この「笑顔習慣」は業務開始前必ずスタッフ同士で笑顔を意識したロールプレイを行う。と言うもので、良いところは共有し合い、気付いたところは教え合うことを習慣にしました。この結果半年後のお客様満足度調査では3.8の評価をいただき、更に次の評価では評価4.2を達成して、北陸エリアで1番のお客様満足度をいただきました。
この経験を通じて、フィードバックを素直に受け入れ、分析し改善に至る対策を講じることが大切であると学びました。貴社に入社した後も、自分自身の課題を見つけ周囲からのフィードバックを生かしながら自身を成長させ、貴社の発展に貢献して参ります。
部活動経験を書く場合
私は、野球部の部長としてチームの戦力向上に力を入れました。目標にしていた「県大会優勝」を2年生の夏に逃してからチームの課題が体幹と足腰の弱さだと分析しました。
それからは毎日の練習の前に体幹トレーニングと下半身の強化メニューを取り入れました。初めは地味な練習で弱音を吐く部員もいましたが、「必ず結果につながる。」と部員を鼓舞し続けました。継続の甲斐あって冬の練習試合ではチーム初の10連勝を達成しました。
残念ながら目標にしていた県大会はベスト4でしたが、仲間と共に小さなことを積み上げ、結果を得るというかけがえのない経験をすることができました。
貴社に入社した際は、どんな仕事にも前向きに取り組み、小さなチャンスをものにできるよう努力を重ねて参ります。
おわりに
「ガクチカ」は面接の中では比較的話しやすい内容です。
ですが、そう故に話が脱線し「なにが言いたかったんだっけ?」「気づけば辛いネガティブな話になっていた」なんてことになりがちです。
今回お伝えしたポイントをしっかりと押さえて、あなたらしく自身をアピールしましょう。
では!

