【決定版】薬剤師が後悔しない転職の進め方|年収・働き方・求人の探し方まで徹底解説
こんにちは!
ぐんです!
薬局薬剤師として働いていると、ふとした瞬間にこんな不安や疑問を抱くことがあります。
- 「今の職場…ずっと続けて大丈夫?」
- 「もっと年収上がる働き方あるんじゃない?」
- 「在宅・クリニック門前・総合病院門前、ぶっちゃけどれが良いの?」
- 「転職サイト使うとしても、どれ使えばいいかわからない…。」
薬剤師は資格職で求人も多く、一見“転職に困らない”ように見えます。
しかし実際の転職では、
「初めての転職で失敗した…」
「ミスマッチだ。自分には合っていない…。」
「思ってたほど年収が上がらなかった…」
という声も珍しくありません。
そこで本記事では、大手薬局で採用担当として多くの転職エージェントや求職者から得た情報をもとに、
転職で後悔しないための情報を体系的にまとめました。
現役薬剤師のあなたが「今よりあなたらしく・今より稼げる」未来を選べるよう、薬剤師転職の流れとワンポイントアドバイスを解説していきます!
薬局薬剤師が転職を考えるきっかけは「不安」と「違和感」
薬剤師の転職理由で多いのは以下の5つ。
① 給与への不満
「同年代より低い」「昇給がほぼない」
ドラッグストアなら年収600〜700万円台もあるけれど、調剤薬局は頭打ちしやすいのが現実。
② 人間関係のストレス
薬剤師の悩みの中で圧倒的1位。
特に小規模薬局やワンマン経営の薬局では、「合う・合わない」が職場満足度を左右します。
③ 仕事量の割に給料が見合わない
在宅件数の増加、地域支援体制加算に伴う患者フォロー体制の強化、残業の増加…。
どこも慢性的に人手不足で、負担は増える一方。
④ キャリアの先が見えない
管理薬剤師・店長の次がない、新しいことに挑戦したいがスキルに不安、など。
⑤ ライフスタイルの変化
結婚・出産・引っ越し・子育てなど。
特に女性薬剤師は働き方を変えざるを得ない瞬間が多い。
転職を考えるのは悪いことではなく、むしろ自然な行動です。
薬剤師の働き方「5種類」|年収も働き方も全然違う
薬剤師の働き方はざっくりと5つに分類できます。
◆① 調剤薬局
年収:420〜650万円
最も求人が多い。
在宅の多さ・運営母体・店舗方針で働き方が全く変わる。
◆② ドラッグストア(調剤併設)
年収:480〜700万円
年収を上げたい人はDgSは最有な候補の一つ。
一方「接客がしんどい」「遅番が多い」「ノルマがきつい」との声も。
◆③ 病院
年収:400〜500万円台前半
収入は下がるが、学びと経験値は大きな強み。
若手のうちに病院経験を積む薬剤師は多い。
◆④ 企業(MR・DI・学術・治験)
年収:450〜700万円
人気はあるが狭き門。
「将来性」「キャリアUP」を求める人向け。
◆⑤ 派遣薬剤師
時給:2,800〜3,500円
フルタイムなら年収600〜800万円も可能。
自由度は高いが、長期安定はやや弱め。
3|転職で最も重要なのは「優先順位決めること」
転職がうまくいかない人の共通点は…
軸が絞りきれていない。
「年収上げたいし、残業少ない方がいいし、人間関係も良くて、家からも近くて…」
これだと全部が中途半端になります。
● 就活に成功する人は「優先順位」を決める
- 年収を最優先にする
- 休みと残業ゼロを求める
- キャリアUPを重視する
- 家から近いことを絶対条件にする
こういった転職時に叶えたいことに優先順位をつけておきましょう。
そして上位2〜3つが叶えられる求人があったら受けてみるのをお勧めします!
これだけで内定率は一気に上がるし、ミスマッチも起こりにくくなります。
薬剤師転職サイトは「複数登録」が鉄板
基本的に転職の際は転職サイトへ2〜4社利用するのが良いです。
理由は3つ!
登録、利用は無料なのでガンガン使って転職を成功させましょう!
① 担当エージェントによって求人の質がぜんぜん違う
採用担当として多くのエージェントさんとお仕事をさせていただきましたが、薬剤師業界は担当者の力量差が結構大きいです。
「なんか、求人情報が自分に合わないものばかりだな。」と思ったら転職サイトを再検討しても良いですね。
② 求人の扱いが各社で異なる
A社にだけ出している薬局、B社にしか紹介していない病院…というケースも多いです。
もしかしたら自分にマッチした会社があるかも知れない!と探すことは非常に大切。
③ 情報を比較できるのでミスマッチが減る
1社だけの情報で判断すると、どうしても偏りが出ます。
多方面から求人情報を確認しましょう!
転職活動の流れ【超わかりやすく】
● STEP1:転職サイトに登録(複数)
2〜4社がベスト。
登録自体は3分で終わります。
● STEP2:希望条件を整理
「絶対に譲れない条件」を1つだけ決める。
そのほかはきっちりと優先順位をつけておく。
● STEP3:求人紹介を受ける
担当エージェントと入念に打ち合わせをしましょう。
一生懸命転職活動している人はエージェントもわかるし、採用側もわかります。
失敗しない人ほどここに時間をかけている印象です。
● STEP4:職場見学
ここで「現場の雰囲気」をチェック!
● STEP5:面接
質問内容は固定化されているので準備すれば問題なし。
● STEP6:内定 → 条件交渉
年収アップの交渉などはエージェントがやってくれます。
エージェントに相談してみましょう。
6|薬剤師の転職でよくある「失敗」と回避策
① 年収だけで決める
→ 長期的に見ると働きづらい職場も多い。
基本的には同業界は同じようなお給料になります。
高いのは何か理由があるので、なぜ高いか調べて納得して入社しましょう。
② 面接で良く見えた職場が実際は違った
→ 見学でバックヤードを必ずチェック。
私も面接時に様々な薬剤師の方と話しますが、「店舗が綺麗に掃除されていなかった」ところはなかなか悪い労働環境にある事が多いです。
施設内、特に患者様がいないところが清潔に保てているかは要チェックですよ。
③ 求人の“表面情報”だけで判断する
→ エージェントに「離職理由」と「直近の退職者数」を必ず聞く。
エージェントは当然ですが退職者情報にも詳しいです。
なんでも気になることは聞いてみましょう!
7|「今より自分らしく、今より稼げる」未来は選べる
薬剤師は全国で需要があり、転職しやすい職業です。
とはいえ、何も考えずに転職するとミスマッチが起きます。
- 今の年収で満足していない
- 今の働き方に不安を感じている
- もっと自由に働きたい
- 転職で失敗したくない
こんな悩みがあるなら、まずは情報収集から始めてください。
転職は「悩んだ時点で動いた人」が強い世界です。
あなたが今よりあなたらしく、今より自由に働けるように。
そのための一歩を今日から踏み出しましょう。

